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日付:2014.01.25 更新日:2022.04.19
ジョッグ・シューズの危険性(2)
目次
他人のシューズを履いて走った事がありますか? 僕は何度もあります。
面白いよ~。 特に 速い選手のシューズを履くと、
「ほほ~! こんな動きをしてるのね!」・・・って。 足が勝手に動く。
進むんだ・・・コレが。 シューズを脱いだ後に、足が勝手に早歩きになる。
また、膝の悪い人のシューズを借りて歩いた後は・・・膝が痛くなったり。 (-_-;
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ひとはココを・・・ 変わり者の居る治療院と呼ぶけれど・・・
もしかしたら・・・僕の方が 正しいかもしれないじゃないですか?
削れたヒールの角度を見れば・・・
トゥーがどれだけ開いて走っているのか?
足首が上がっているか?ももが上がっているか?・・・見えてくるし、
スリップ痕の角度、長さをみれば、
どれだけの速度で進んでいるのか?・・・見えてくる。
もちろん、元のシューズの形は皆違うから、
どんな形の時は、どうだとか・・・ 答えはないけど。
治療を生業とし、シューズと照らし合わせて見ていると
このシューズはここにマメができやすい とか、
このシューズは足底筋膜炎がよく出るね。。。とか、
医学ではなく、統計学として・・・自分なりのデータはできてくる。
月間の走行距離は
アキレス腱の上の脂肪の量を見れば・・・なんとなく想像がつく。
中学の部活で出た痛み程度で
「運動のし過ぎ」と、病院で言われて来る子が多いけど、
「まだやれる。・・・って言うか、むしろ練習が足りねぇ 」って場合が多い。
練習量の多さと、痛みの多さは比例しない。そう思っている。
ただし、走行距離が増えると 出やすい故障はある。
その一つがコレ。 オーバープロネーション。
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コレ、大げさに言えば、ランナーだけの問題じゃなく、
人類全体の問題じゃないのか?と思う。
整体屋さんは、「痛みの原因は背骨が曲がってるから」と言う。
外科は、背骨の骨と骨の間が狭いとか・・・云々と言う。
僕は、土台が曲がれば、上に積むモノ全てが曲がる。そう思っている。
プロネーションを起こした足で・・・片足で立つとこうなる。
中心軸に頭が乗っていない。 片足でリフトができない。
それを防ぐ為に、シューズは様々な知恵を絞ってきた。
左は 2007年モデルのライトレーサー。 右は2008年モデルのライトレーサー。
この頃から、ヒールカップにカントがつき始めた。。。。のかな?
これが間違いだった気もする。。と言ったなら、
批判がバンバン飛んできそうだから言わない。
さらに、足の裏が内側に倒れないように、屈強なブリッジが付き始めた。
これが間違いだった気もする。。と言ったなら、
批判がバンバン飛んできそうだから言わない。
人の体に神様が与えた土踏まずを埋めて、もっと良いモノを作れるのは・・・
神を超える者にしかできないと・・・僕は思う。
足の裏の隙間は必要だからある。 そこを埋めたらダメだ。。。と僕は思う。
その証拠に、 足の裏に隙間を作る為のインソールを作ってみた。
シューズの正しい削れ方って・・こうじゃないのかな??
↑ 何もしてない反対の足裏。
素足で歩くようなシューズとは・・・こういう事じゃないのかなぁ??
その点、ミズノ WAVE NEXUSを設計した人はエラい!
そして、前足部と後足部の段差。
ジョッグ・シューズは ブレないシューズを作るよりも、
捻れるシューズを作るべき。なぜならば、足は捻れて動くようにできているから。
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ところが最近 オーバープロネーション対応シューズが花ざかり。
キャッチフレーズに
“オーバープロネーション対応シューズは、内側に少し固めの素材などを使い倒れこみを最小限にします。その効果で足への負担を軽減します。”
・・・・とある。
その足首のプロネーションは、踵の関節が原因なのか?距骨下関節か?
立方骨が原因なのか?ケイジョウ骨が原因なのか?中足骨か?
はたまた膝関節が原因なのか?はたまた後脛骨筋か?後腓骨筋か?・・・
そんなに単純か?! と、 靴屋さんに いろいろ 言いたい事はある (>_<)
でも・・・こんなモノ、算数じゃないから 正しい答えなんてない。
誰もが、誰かの事を想い、考え行動してる。 行動することこそ正しい。
間違えてる奴が居るとすれば、
何も行動せずに批判ばかりしてる奴なんだろう。
僕は自分の道を全うする為に・・・オーバープロネーションを治す。
治療前 → 治療後
片足 リフト
治療前 治療後
プロネーションを起こした足首で片足スクワットするとこうなる。
そして、治すとこうなる。
↓ 膝の故障や、腸脛靭帯炎、疲労骨折の原因になる。
治療前 治療後(二十分後)
「何が違うんですか?」 と聞かれたけど・・・ 足首が違うでしょ?
僕はインソールを作れるけど作らない、売らないのは
インソールで補正するのではなく、体を治すのが仕事だから。
そんな鍼師としての・・・誇りを持って仕事してます。
マラソンはトゥ・コントロールが大切。
で、足首を壊す原因を自分なりに考えてみた。 長くなったのでこの辺で。
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