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日付:2024.11.29 更新日:2024.12.02
交通事故で怪我をした!整骨院で診断書はもらえるの?
目次
交通事故で怪我をした場合、整骨院で受けたケアを含めて治療費を加害者側の保険会社に請求できます。
保険金請求の際には医師の「診断書」が必要ですが、整骨院に通っている場合は?
今回は、交通事故の怪我で診断書をもらう方法を解説しながら、整骨院でケアを受ける流れ、注意事項を紹介します。
正しい知識を得れば、トラブルは回避できます。ぜひ参考にしてみてください。
交通事故に遭った際は整骨院で診断書を発行できる?
診断書は、交通事故の処理に欠かせない書類です。
ここからは、受傷後に診断書をもらう手続きの流れをみていきましょう。
整形外科などの医療機関を受診する
交通事故で怪我をしたら、最初に整形外科を受診しましょう。
医師に負傷部位の確認をしてもらい、怪我の診断を受けて治療する必要があります。
医療機関の受診は、治療費・慰謝料などの保険金請求をするための第一歩です。
出血や骨折などの大きな怪我がないからといって整形外科を受診せず、最初から整骨院に通うのは危険です。
交通事故の衝撃は非常に強く、出血・骨折などの明らかな怪我がなくても内臓が負傷している可能性があります。
整骨院には医師がおらず、レントゲン・MRI・CTなどの詳細な身体の検査が受けられないため、重要な負傷を見逃すリスクがあります。
診断書をもらうためだけではなく、適切な治療で大切な命を守るためにも、事故に遭ったら必ず整形外科を受診しましょう。
医師に診断書を発行してもらう
怪我の治療が一段落したら、整形外科の医師に診断書の作成を依頼します。
診断書を作成できるのは、国家資格をもつ医師だけです。
事故直後に整形外科を受診しておけば、診断書を作成してもらう手続きがスムーズに進みます。
事故後すぐに受診せずに数週間たってから整形外科にかかった場合は、医師が怪我と事故の因果関係を結びつけるのが難しくなるので注意しましょう。
期間が空くほど保険金の請求に支障が出るため、事故後はすみやかに医療機関を受診してください。
整骨院で施術を受ける場合の流れ
整形外科と比べると整骨院は数が多く、比較的夕方遅くまで受付していて通いやすい傾向があります。
交通事故で怪我をしたときに、身近な整骨院でケアを受けたいと考える方は多いのではないでしょうか。
交通事故で受傷したあと、整骨院で怪我のケアを受ける手順は次の通りです。
手順を間違えると保険請求に支障がでる可能性があるため注意しましょう。
・医師に整骨院の施術許可を得る
・加害者の任意保険会社に整骨院での施術許可を得る
・医療機関と整骨院を並行して通院する
それぞれの手順を詳しく解説します。
医師に整骨院の施術許可を得る
交通事故の怪我の治療を整形外科から整骨院の施術に切替えるには、医師の許可が必要です。
整形外科での治療が一段落したら、医師に整骨院に通いたい旨を打診しましょう。
保険金請求で整骨院の通院費用が認められるのは、医師が治療のために整骨院での施術が必要と指示したときです。
医師の許可がないと保険会社が費用を支払わない可能性があるので、まずは医師に相談してください。
加害者の任意保険会社に整骨院での施術許可を得る
次に、身近な場所で通いやすい整骨院を決めたら、保険会社の承諾を得る必要があります。
保険会社が整骨院での施術を了解すれば、整形外科での治療費とあわせて支払いを一括対応してもらえます。
保険会社へ報告せずに整骨院に通院すると、費用を支払ってもらえない可能性があるため、独断での通院は禁物です。支払いを一括対応してもらえるかは、保険会社の判断次第です。
「交通事故の怪我は、医療機関でしっかり治療すべき」と考える保険会社もあります。整骨院に通う医師の許可があること、施術の有効性・妥当性を十分に説明して交渉しましょう。
医療機関と整骨院を並行して通院する
整骨院への通院が認められたら、継続してケアを受けます。
しかし、整骨院だけに通院するのではなく、整形外科と並行して通うことが大切です。
交通事故の怪我のケアを整骨院で行うのは、あくまでも医師の判断です。医師の指示に基づいて整骨院で施術を受け、症状の緩和を目指していくためにも、医師の経過観察が必要です。
また、整骨院に通っているだけでは後遺障害診断書を作成してもらえないため、定期的に整形外科にも通院するようにしましょう。整形外科に通う目安は、最低でも月1~2回です。
整骨院に通っているだけでは後遺障害診断書を作成してもらえないため、今後の継続的なケアも難しくなります。整骨院に通う頻度が少なすぎると後遺障害が認定されないケースもあるので、整形外科にも通院してください。
整骨院だけに通って整形外科にかからないと、保険会社が治療終了と判断し、一方的に支払いを打ち切る可能性もあります。治療の継続・終了の判断も医師が行うため、整形外科での治療が慢性期に入っても定期的に受診しましょう。
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