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日付:2014.11.26 更新日:2022.04.19
シューズの片減りは、なぜ起きるのでしょうか?解説してみます。
目次
シューズの削れ方を見れば、足を故障する前兆が解ります。
下肢障害の多くは、小さなメカニカルストレスの繰り返しにより発生し、
これが疼痛などの発生の原因となっていると僕は考えます。
一日 たったの 5 km 程度しか走っていないのに、病院に行き、
「練習のやり過ぎ」 と言われた時、一般の人は腑に落ちるのでしょうか?
僕は、痛みの原因は 練習量が全てとは・・・思えません。
どこかにメカニカルな原因があると考えます。
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(前回のつづき)
右足の踵(かかと)が 片減りしています。 (写真 左)
スリップ痕から見て、 足の開きは こんな感じと推測できます。
その推測は、あってるでしょうか??
足首を見てみます。 かかとの削れ方が正常な方の左足首
削れている方の右足首
足首関節のプロネーションを起こしてます。
プロネーションとは、簡単に言えば “捻れ” になるのでしょうか?
足の画像を左右で並べてみます。
解りにくいと思うので、ラインを引いてみます。
足首は、体全体を支える土台です。
足首の構造が崩れると、外反母趾や
足の裏の痛み、内スネの痛み、
膝の痛みなど、下肢の痛みだけでなく
腰の痛みや、肩コリ、頭痛にまで
影響を及ぼします。 なぜならば、
足首は全身を支える土台だからです。
正常な足首は、真っ直ぐ立つことができます。
↑ (8度から10度の曲がりは正常です。)
片足でスクワット。
若干、膝関節に問題があるように思えますが・・・
足首は正常に機能しています。美しいですね。
では、土台が崩れている方の足はどうでしょうか??
土台が傾けば、当然上に乗せるものも傾ぎます。
「止まっている時にできない動きは 動いている時もできない」
僕の持論です。
曲がったパーツで真っ直ぐ走っていたなら、
どこか他のところを曲げて補っています。
フォームの重要性はよく語られますが、
間違った体で、正しいフォームがでたなら、それは間違ったフォームだと思います。
本人の努力だけでは、どうにもならないモノがあります。
相談して欲しいと・・・思います。
小さなメカニカルストレスが深刻な怪我に繋がると僕は考えます。
原因を改善しない限り、歩くごとに・・・ 壊し続けます。
僕は外科手術のような事は出来ませんが、
水際で防ぐことはできると思います。
防ぎきる! そんなトコロに誇りを持って・・・・仕事をしてます。
今のメンバーが、最高のチームだと思います。
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痛みの治療を行うだけでなく、その原因に拘る。
ですから・・・僕は こういうトコロに拘るんですね。
治療前 → 治療後
当たり前の事を どれだけ丁寧に積み重ねられるか?
日陰の仕事に誇りを持って仕事をしています。
治療前→ 治療後
外を向いたつま先が、指一本分 中に入りました。
シューズの踵が片減りするのは、フォームだけの問題ではないと思います。
長くなったので今日はこの辺で。
次回は つま先が外に向いたときのメカニカルストレスについて
書いてみたいと思います。 ・・・・続く
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
100年後の後輩達なら・・・若葉治療院理論が理解できるだろうか?
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教科書で言えば荷重の内方移動には、主に長・短腓骨筋が関与する。
しかし、実際はそうなんだろうか? メカニカルストレスのない正常な足なら、
それは間違っていないと思うけど、現場で仕事をしていると、むしろ後脛骨筋や
長母趾屈筋などの内即コンパートのストレスが起因する、足部の柔軟性・固定性に関するメカニズムにより引き起こされるオーバープロネーションや、ショパール関節、ankle jointの不整合などによって、踵接地後、正常ならば地面からの摩擦によって踵骨に生じる後方剪断力により、足関節に底屈方向へ生じるはずの回転力が得られず、後足部から前足部へのスムースな接地を促す事ができず、後足部から外足部、外足部から、内足部への一連の生理的作用を行えず、荷重は後足部から、直接 内足部へ運ばれることになる。よって、内方移動ができないのは、長短腓骨筋の働きが悪いのではなく、内側コンパートや、ヒラメ筋などのカーフ筋の不具合を思うべきではなかろうか??
足底の煽り運動が行えず、荷重が後足部から、直接内足部に移動することにより、膝関節は絶えず捻られ、膝の内側機構、及び十字靭帯に大きな影響を与えると考える・・・。
100年後の日本は、膝の痛みに膝だけ電気当てるような治療をしていないことを
痛切に望んで止みません。
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■スポーツをされていない方も、お気軽に越しください。
●若葉治療院 富士宮本院 :静岡県 富士宮市 西小泉町 21-2 : TEL 0544-26-6628
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