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日付:2015.03.18 更新日:2022.04.19
小学生、中学生の野球肘
目次
この時期は、小中学生の野球肘の来院が増える。
小中学生の野球肘と、高校生の野球肘の来院時期が異なるのは、
本当の野球肘と、原因が違う為におこる野球肘があるからだと思う。
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高校生に多い 本当の意味での投球による肘の痛み
左は ここまで曲がるのに、投球側の右肘は可動制限がある。
本当の野球肘は 腕の筋肉の固さに起因する事が多い。
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ところが、小学生、中学生に多い 投球による肘の痛みは、
MRIで異常があった場合でも、
肘ユニットの動きに問題のない場合が多い。
投球のような繰り返す動きで出た痛みは、肘だけの治療に留まらず、
全体の動きをとらえる事が必要だと思う。
原因を見つけ、それを治さなければ また 痛みを繰り返す。
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治療前の肩の動き
治療後の肩の動き
止まっているときに できない動きは、
動いているときもできない。
「フォームの改善」とか言われても、
素体が まともに動けないのだから、
正しいフォームなど できる訳がない。
壊れた車で速く走れと言われるようなものである。
事故につながる前に、僕なら車体を修理する。
理想論では結果が出ない。学生時代が終わってしまう。
治療前(上) と、 治療後(下) のフォームの変化
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同じような症例 治療前 (上) と 治療後(下)の投球フォームの変化
フォームの指導は一切しない。
監督が “こう!”と言ったら “こう!”。それが野球。
指示命令系統が 散らかるのが一番の間違いだと思っている。
ただ、正しい体でなければ、正しいフォームは出ない。
それは事実だと思います。
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治療前と 後のトップポジション
→
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もし、現場だったら、 次は 腰の回転を治して・・・
股関節の動きを回復して・・・ と、 次から次に治していけるのに・・・と、
現場のトレーナーが羨ましくなる。
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治療前 と 後の 加速期
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僕が現場のトレーナーなら、
腕を上げて、後頭部が見えなかったら
練習中止、リハビリメニューを監督に具申します。
他にも、方減りしたスパイク、
片方 400g以上あるスパイク・・・
グラウンドから退場させることを具申します。
危ないからね。
少年野球の お父さん、お母さんは、そういうところ・・・
見てやってほしいです。
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「次の試合は出てイイですか??」 と、よく聞かれるけど。
出るか、出ないかは監督が決める事だから、
選手はいつでも、9回裏 3アウトの瞬間まで・・・ 出る気でいればいい。
闘う気がない怪我人は指揮が下がる。
ピッチャーは相手のピッチャーに負けない事。
補欠は 相手の補欠に負けない事。
怪我人は、相手の怪我人に負けない事。
最後の最後まで、出る気でいて・・・ もし、 出れなかったら・・・
おもいっきり・・・泣いて下さい。 もっと強くなるから。
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・・・・とは、言うものの 現場の監督に、 意見が具申できるといいんですが。
町の治療院は、病院と違って垣根が低いから、
少年野球や、部活の監督さんから 意見を求めてもらえると助かります。
それを外部の意見の一つとして、
出す、出さないは監督が決めるべきだと思います。
監督は GO! ドクターは STOP。。。 それでは選手が混乱します。
指示命令系統は一本で。。 それが理想だと思うのです。
背番号なし、影のポジション 若葉治療院は、
相手選手の治療院に負けない仕事を・・・全力でこなすだけです。
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