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日付:2017.10.09 更新日:2022.04.19
実際に、目で見えるようにシンプリントの痛みを治してみます。│静岡 若葉治療院 富士宮 本院
目次
わずかな真実にとらわれると、深刻な結果を生むのが事実なんだと・・・最近 そんな事を思います。
(つづき )
ランニング障害を真面目に考える2017 (1)
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スポーツの現場では、単純に 「もっと、つま先の向きを前に向けろ!!」とか、
「もっと、膝を前に向けろとか!! 」 ・・・とか、コーチの指導があります。
故障のない体で、より効率の良いフォームを探す事は良い事です。
しかし、 正しく動かないカラダで、正しいフォームは出ない
そんな事も、頭の片隅みに置いてほしい・・・そう思うのです。
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ランニング障害は、カラダ 全体の動きを見ていく必要があると、私は思うのです。
多くの困っているランナー、コーチ、監督、そして医療人に、広く その事を知ってほしいと思うのです。
みんなが笑顔で走りつづけられるように。
例えば、片足でスクワットをした時、こうなったとします。
治療前の膝のアライメントのまま、 時速 10km/h で走ると、こう走りました。
膝のアライメントを治すと、走りはこうなりました。(10km/h)
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遊脚期の左足を、治療前と後での比較してみます。
治療前 治療後
・治療前と比べて、膝は真っ直ぐ進行方向に出るようになりましたが、その分、
足首は外を向くようになりました。体幹は、大きく右に傾斜したままでした。
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シンスプリントの原因は、過度な運動とか、ヒラメ筋や、後脛骨筋群の過緊張により、骨膜を引き離し、
下腿内側コンパートに疼痛を生じると・・・・そんな事が一般的に言われ、
理学療法の治療としては、下腿 内即コンパート、及び後側コンパートの筋肉のい緊張をほぐす目的で
内スネの辺りの筋肉を緩める治療をしたり、ストレッチするような治療が行われるのが普通ですが。。
根底の理論となる、その痛みの原因を・・・誰が決めたのでしょうか?
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僕なら、この動きを治しにかかります。
一刻も早く、その痛みから解放し、二度と繰り返さない為に。
筋肉の疲労で硬くなって骨膜を引き離すことよりも、
ダイナミック・モーションの中で、
外側から着底し、足部は倒れ込み、後脛骨筋群を引き離しています。
この動きは、走行の際に本来正しく動く 腰椎や、股関節、膝関節などの 運動ルートが
正しく行われていない為に起きています。
シンスプリント部の痛みの前に、ランニング時の体幹軸がブレているのは異常です。
その歳に関係なく、 どんなに苦しい練習にも、 “辛い” と口にしない選手達に 頭が下がります。
頑張ってる子供達は、この国の宝ですから・・・ 早期復帰させるだけでなく、
タイムに仕返ししてやらないと・・・ 気が済みません。
私は、面倒くさい事も、割に合わない仕事も嫌いですが、 負けるのは・・・もっと嫌いです。
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本来、人が走る時は、このベルトライン(赤線)は、ほぼ水平のまま移動するのが普通です。
ベルトラインの角度に異常があれば、脚のラインも正常ではいられません。
前に出した足が、体の中心線を超えると、当然足部は こう動きます。
足部は、倒れ込みました。また、これを下手なインソールや、プロネーション防止シューズで
内側アーチを持ち上げて 倒れ込みを防ごうとした場合 どうなるか??
話が長くなるのでやめておきますが・・・ インソールで補正するより、体を治す方が有効だと考えます。
もしも、体の故障を容認したまま走るなら、ストライドを短くすることを勧めます。
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そんな訳で・・・ 腰の水平ラインのバラつきの原因を治しに入ります。
●治療前の腰の回転
左回転に比べて、右の回転角度が減少しています。
ランニングは、左右対称運動です。 回っていない腰の右回転を治すと・・・こうなりました。
止まっている時に できない動きは、
動いている時にもできません。
ファン・ランナーの方々に、「どんな練習をすればいいですか?」 と聞かれた時は、
「楽しく練習してください」 と答えます。
競技ランナーの方から、「どんな練習をすればいいですか?」 と聞かれた時には、
「速く前に進めるとを実践して下さい。」 そう答えます。
シューズを選ぶことも、スマホをやらないで早く寝ることも、含めて全てです。
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厳しい事を言いますが、 腰が正常に動かなければ、正常な走りはできません。
腰の動きを治す前と、後のフォーム (体幹のブレ)を比較してみます。
総合的に 来院時の走りと、 帰る時の走りを比べてみます。
さて、 重要なのは その後です。
この治療をした後、三週間後に来院されました。
シンスプリント部の痛みは、治療直後に消失し、順調にやりたい量だけ練習ができ、
記録会があるので、その前にコンディショニングで診て欲しい・・・そんな来院でした。
痛みが出ていた時と、痛みが無く走れてる時のフォームを比べてみます。
足関節が倒れ込む ↓ この動きは完全に消失しています。
レントゲンには写らなくても、
良い結果には、良い原因があり、悪い結果には、悪い原因があります。
シンスプリントの原因は、後脛骨筋の硬さ、ストレッチ不足が原因と言われていますが、
筋肉の付着部(筋膜・腱など)に負担をかけるのは、その部分の硬さだけが原因ではありません。
カラダ 全体の動きを見ていく必要があると、私は思うのです。
多くの困っているランナー、コーチ、監督、そして医療人に、広く その事を知ってほしいと思うのです。
みんなが笑顔で走りつづけられるように。
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■スポーツをされていない方も、お気軽に越しください。
●若葉治療院 富士宮本院 :静岡県 富士宮市 西小泉町 21-2 : TEL 0544-26-6628
●プラスボディー 若葉治療院 :静岡県 富士市 青葉町377 : TEL 0545‐64-7088
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