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日付:2018.11.13 更新日:2022.04.19
前足の着く位置で走りが変わる│静岡県 富士宮 若葉治療院本院
目次
大人になってから走り始めた人に向けて “前に進む“コツ”を書いてみます。
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歩くとき、走るときに,前足を床に着ける位置は大きく分けると三箇所です。
体の真下より前に着くか、真下に着くか、真下より後ろにつくかです。(前回の続きです)
体の真下より、前に着けば着くほど、前足で床を後ろに押す事は難しくなります。
前足で走れないと、後ろ足で蹴る力が必要になり、後ろ足の負担が増えて、後ろ足のシンスプリントや足底筋膜炎の原因になります。
・なかなかタイムが伸びない
・スタミナキレしてしまう
・走っているとモモの前や横が固くなる
・下りで膝にくる
また、膝の皿の下の痛み(奥の方の痛み)や、ランニング・ニー(腸脛靭帯炎)などの膝の故障で困っている人は、前足の着く位置を見なおすと良いと思います。
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では、体の中心近くに足を落とすには、どうすれば良いでしょうか?
私は、フォームを意識しながら走るのは、正しくないと思うのです。
その理由は“意識しながら走ってタイムが出る気がしない”からです。
体がしっかり動くように整備してあれば、人の体は、だいたい正しい位置に足を下ろします。
なぜならば、人間はもともと、一番効率が良く、楽に走れる位置に足を下ろすように作られているからです。
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今回、ずいぶん前に足を下ろしているのが気になりました。
まず、問題の着底です。
修正前は上体が随分後ろに反ってます。しかし、顎は上がっていません。(←ここポイント)
顎が上がっていないのに、上体が後ろに反る原因は三つ、
1)足が前に出せなくなってきている為に、上体を後ろに反らして足を前に出す。
2)後ろ側の足の尻、股関節が硬い
3)腰が動いていない
そんな要因が考えられます。
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●ゲイトサイクルを治す
ゲイトサイクルとは、歩行やランニング動作で行われる足裏が地面に着いてから、もう一度地面に着くまでの一周回です。
ゲイトサイクルの中で、いつも同じタイミングで上半身のバランスを崩すところがありました。
● 右脚のキック
〈ストレッチ前〉 〈ストレッチ後〉
● 左脚のキック
〈ストレッチ前〉 〈ストレッチ後〉
スピードレースや、スピード練習のときによく見かけるコアの崩れ方をします。それを防ぐには、外腹斜筋や、腹直筋、腰方形筋の強化が有効と言われますが、今回の計測は時速6km/hのジョグ速度なので、筋力が足りないというよりは、筋肉が上手く動いていないと捕えて良いと思います。
■腰の生理的動きが失われると
足で地面を押した力は体が前に進む力に変換されずに、体を回す、ぐらつかせる力になってしまいます。グラつきは、前足の着くタイミングをずらしたり、着底する足首の角度を狂わせるので膝の故障や、シンスプリント、足底筋膜炎などを引き起こす原因になります。また、グラつきは、速度を落とすだけでなく、傾いた体を元に戻さなければならないので、スタミナを消費します。
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なんらかの原因で腰が動いていない為に、着底の足の位置が悪くなり、膝の痛みを誘発する、そんな事があっても不思議ではないと思うのですが、医療の現場では膝周辺の話しかいたしません。
医療の現場がやらないなら、アスリートは、自分の身は自分で守る。そんな意識が必要なんだと最近思うのです。ですから少しずつしかできませんが、スポーツ医療の現場で培ってきたノウハウをリークしていきたいと思っています(笑)
●腰方形筋のストレッチ (左の腰を伸ばします)
■目的 :コアのブレを無くす→ スタミナの無駄な消耗を抑える効果
左足を半歩 後ろに開いて立ちます。
左手を腰にあてます (←ここ ポイント)
親指はお腹側に。 四本の指は腰側に。 人差し指は腰の骨の際。
中指~小指で腰の一番硬いコリコリしている筋肉を触わる。
親指と四本の指を使って、腰の筋肉を軽く掴む感じにすると、腰の動きが解りやすいですよ。
右手の指先を右のつま先の方へ伸ばします。
左手の中指から小指で触れた一番コリコリする筋肉が、一番伸びる角度を探してください。
※ 左ての人差し指は、骨盤の骨際を触っていたはずなのに、前屈すると、骨際まで距離が伸びているのが解るでしょうか?? 筋肉って凄く伸びるんですね。覚えておきましょう。
●側腹筋のストレッチ
■目的 走っている時に腰が反るのを修正する。
■効能 :呼吸が楽になる。走る時に骨盤の位置が安定し、無駄なエネルギーの消耗が減る。
走行中の膝周りや腸脛靭帯が固くなりにくい。
先ほどのストレッチ(前屈)から、側屈へ。 脇腹を伸ばす。
反対側も同様に伸ばして下さい。 各8秒程度。
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