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日付：2020.01.30 更新日：2022.04.19

ブログシューズ選び

本当は怖いシューズの話│膝を壊すメカニズム│静岡県 富士宮市 若葉治療院本院

本当は怖いシューズの話│膝を壊すメカニズム│静岡県 富士宮市 若葉治療院本院

目次

    前回書いた記事が好評だったので、もう少し書いてみます。

    －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

    前回は、シューズの違いによる歩幅の変化について書きました。

    〈関連記事〉ランナーに不都合な真実│シューズの違いによる歩幅の変化

    －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ーー

    二足のシューズを履き比べてフォームの変化を観察してみます。
    成り行き上、今からＧＴ2000のことをボロクソに書きますが、同じＧＴを履いても、その人の走り方、体調、速度によって、シューズは全く違う動きをします。　“GTが悪いシューズ”　とか、そういう趣旨ではないので誤解無きようお願いします。
    －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

    イニシャルコンタクト

    　　　　　
    足が路面に接地した瞬間のことをいいます。ランニングでも歩行でも同じです。
    体重５０ｋｇの人が走れば、片足に５０ｋｇかかるだけでなく、衝撃が加わるので体重の約1.5倍が片足にかかると言われています。最も衝撃が大きい瞬間です。また、足を壊しやすいタイミングでもあります。　ベンチプレスで 70ｋｇと言えば、持ち上げられる人がかなり少なくなる荷重です。
    －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ー
    歩行もランニングも同じですが、足が床に着く時、実際には前に振り出された足が、少し後ろに引き戻しながら接地します。

    二足のシューズを履き比べてフォームを観察しました。

    写真左側のシューズは、
    まだ膝が伸びきったタイミングで着地しています。
    飛行機の着陸で言えば墜落に近い、足を　“フワっ”と着かずに　“ガン！”って着き方です。。

    これを、ランナーの多くは走りの癖だと思っています。

    それはなぜでしょうか？　その理由を冷静に考えてみてくださいよ。
    その答えは、みんながそう言ってるからじゃないでしょうか？
    シューズが違うだけでも、フォームは影響されています。
    〈関連記事〉

    ——————————————————————————-
    膝を痛めて病院を受診した人の多くは、
    • 炎症がおきているのが痛みの原因
    そんな説明を受けてくるようです。
    これ、インターネットにもよく書いてありますよね。　しかし、
    炎症が起きているのは、痛みの原因ではなく結果です。
    膝の筋肉が硬いから、ストレッチをするように、これも原因ではなく結果です。
    私見ですが、
    膝の痛みを出す原因は、膝の筋肉の硬さよりも、
     衝撃と捻じれ の方が多い気がします。
    膝の痛みをスポーツ屋で相談したら、クッション性の良いシューズを勧められた・・・よくある話です。
    今回持ち込まれたのはＧＴ２０００。
    クッション性の良い、代表的なジョギング・シューズです。
    使用したのは2ヶ月程度の状態の良いものでした。
    　　　　　　
    思うんだけど、ＧＴ２０００系には癖があるんですよね。。
    まぁ　これ見てくださいよ。

    左足のイニシャルコンタクト

    拡大してみます。

    シューズのトレッド面が、地面に対して綺麗に侵入していません。

    〈参考記事〉かかとの正しい着き方

    これも癖だと思われてますが、反対側の足の立脚期に体が傾ぐ異常がでると、傾いた体を立て直すためのカウンタームーブメントによって発生します。

    難しい話なので、簡単にいうと、左足の故障でも、原因は反対の脚にあったりします。

    本題に戻ります。

    ボトム ディスセンターです。（一番体重がかかるタイミング）

    拡大してみます。

    まず、足首を捻りました。

    膝が正面を向いているのに、つま先が外を向くと、足首は捻られます。

    これは、足底腱膜炎やシンスプリント、疲労骨折を誘発します。

    膝の高さが左右で違います。これもタイムや、体力を失うだけでなく、膝やアキレス腱を壊す原因になります。　話が反れるのでやめておきます。

    シューズの違いでこれだけフォームは変化します。

    クッション性の良いシューズでも捻じれは防ぐことができません。

    クッション性の問題だけではないようです。

    －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

    ●膝を捻るプッシュ

    プッシュを見てみましょう。プッシュとは、

    • 路面を押して、前への推進力を得る期間です。全体重が片足にかかります。
    　　　膝を捻りました。

    解説します。

    プッシュのタイミングで、つま先が外を向いていると、膝は捻じられます。

    力強いプッシュでは、力強く捻じられます。

    その時、グリップ力が強いシューズでは、さらに力強く捻じられるので注意が必要です。

    一人のランナーが、シューズを履きかえただけで、これだけ違いが出ます。

    インソールについては、話が長くなるので割愛します。

    シューズの形状で、フォームが変化するのですから、社外のインソールを入れるともっと変化します。

    一つ言えることは、シューズを履いて片足で立って、真っ直ぐに立てないシューズは要注意です。

    ランニングニーの痛みについて、シューズの事だけでもこれだけ書けます。
    他にも、登り、下り、カーブの曲がり方、トラックで言えば砂の種類、深さ、カーブのＲ・・・
    膝の痛みの原因は、筋肉の硬さだけが原因ではありません。

    膝を痛めて、接骨院に行ったことがある方、

    その時どんな説明で、どんな治療をうけましたでしょうか？？

    その治療で治らなかったとしても、どうか、まだ・・・走ることを諦めないでくださいよ。

    ———————————–

    ■スポーツをされていない方も、お気軽に越しください。

    ご予約はお電話にて承っております。

    ●若葉治療院 富士宮本院 　　：静岡県 富士宮市 西小泉町　21-2  　：　TEL　0544－26－6628

    ●プラスボディー 若葉治療院　：静岡県 富士市 青葉町377 　　　  　   ：　TEL　0545‐64-7088

    ●若葉治療院 清水院　　　　 　：静岡県 清水区　辻４丁目                 ：　TEL　054‐366‐2227

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