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日付：2015.03.10 更新日：2022.04.19

ブログ膝の痛み

膝のテーピングやサポーターの危険性

膝のテーピングやサポーターの危険性

目次

    テーピングや、サポーターが・・・選手生命を縮める事があることは・・・
    膝が抜けそうな痛み 　　　　　　　・・・　あまり知られていない。

    　　主訴　「踏み込むと、膝が抜けそうな痛み」

    　　

    　　僕は　思うのです。

    　　全ての痛みには必ず原因があり、

    　　それを探しだし、再び繰り返さないようにすることが　

    　　とても大切だと。

     

     

     

     

     

    膝が抜ける 　　　痛めた原因を解決しなければ、また痛みは再発します。

     

     

     

     

     

     

    　　　根本から治し、再び痛まない体を組み上げる・・・

     

    　　　そんな事に重点を置いて治療してます。　

     

     

    　　　そんなわけで・・・僕が選んだのはココ。　　　　　

     

     

    -------------------------------------------------------–

    　膝が抜けそうな痛み
    「膝が痛い」って言ってるのに・・・

     

    　ふくらはぎに一本だけ　鍼（はり）を打つ。

     

    　一本の鍼で・・・

     

    　動きと痛みはどう変わるでしょうか？

     

     

    ----------------------------------------—
    　　　　　膝が抜けそうな痛み 　　→　膝が抜けそうな痛み

     

     

     

    　　　　　　　　　　治療前　　　　　　　　　　　　　　　　　　治療後

     

     

    　問題の膝の痛みが　消失したので・・・・　コレでいいんじゃないでしょうかね？

     

     

    　一本の鍼を打つ時間は　5秒程度だけど・・・

     

    　キャリア20年の歳月とプライド ・・・プラス５秒をかけて打った一本。

     

    --------------------------

    　保険診療なら　

    　レントゲンやMRIは　点数がつくけど、動きを観てもお金にならない。

     

    　テーピングや、サポーターで固定すると　お金も取りやすい。

     

    　プライドでは・・・　メシは食えないのが辛いとこ（笑）

     

    -------------------------—

     

    　“膝を曲げると痛いからテーピングで固定する”

     

     

    　　アマチュアなら、それもいいけど、　

     

    　　100年後の日本では・・・　プロは、プロとして・・・

    　　誇りを持った仕事をしている日本であって欲しいと・・・　切に願う。

    ------------------------------—

    　サポーターの危険性について書いたら・・・バッシングをもらうだろうか？？

     

    　　歩行でも、ランニングでも、全体重を片足で支えるタイミングがある。

     

     

    　　その立脚期において、　膝に全体重が乗る前に　膝は屈曲を開始し、

     

    　　カーフ筋やハムストリングスの筋力によって体重を支えなければならない。

    　　　　　　膝の痛み 　　　膝の痛み

     

    　　　　　　　　治療前の立脚期　　　　　　　　治療後の立脚期

     

     

    　　その屈曲するタイミングに遅れを生じ、足の屈筋群が作動する前に

     

     

    　　膝に体重が乗るとどうなるか？

     

    　ランニング時の膝の痛みは実は・・・

    　　着地の衝撃と、体重からかかるモーメント、

     

    　　もっと専門的に言えば、伸脚時に起きる

     

    　　膝関節のキープホームの回転による捻れが

     

    　　半月板や靭帯群に直接入ることになる。

     

    　　それは　サポーターでは防げない。

     

    　

    　　　　　　強固なサポーターで完全固定してくれるなら・・・まだイイ。

     

    ランニング時の膝の痛みは実は・・・ 　　　・・・・　走れないから。

     

     

    　　テーピングで膝の動きを制限して

     

    　　競技を続ける場合、膝の動きを制限する

    　　そのリスクも知るべきだと思う。

     

    　曲げるタイミングが遅れた状態で、

     

    　膝に体重が乗ると　・・・こうなる。

    膝の痛み 　　　　　　　↑

    　膝関節の一番弱い角度で体重がかかり（赤）、

    　

    　スネの骨が前に倒れこむ力（青）が

    　半月板と靭帯を引き離す。

     

    　このモーメントを、サポーターや

     

    　テーピングで防ぎきれると　無邪気に思えるほど・・・

     

    　教科書の信仰者にはなれない。　

     

     

    --------------------------

     

    かと言って、このまま競技を続行すれば

     

    十字靭帯損傷や、半月板の剥離にも繋がる。　

     

    -------------------------

    　ベッドの上や、レントゲンで検査をする病院はあっても、

    　動的な検査をする機関は少ない。

    　　膝が抜けそうな痛み

    　この一秒もない一瞬の動きの中から感じ取る。

    　

    　大腿骨頭が前方に移動していない、

    　腿の骨が旋回しない、

    　下肢の内旋移動もない

    　足の小趾から母趾への荷重移動のタイミングが遅い

    　立脚で足の上に体重が乗っていない。

    　一番は、足関節が背屈していない。。。

     

    　そんな訳で・・・　この一本。

     

    膝が抜けそうな痛み
    　　膝が痛いって言ってるのに・・・

    　　ふくらはぎに一本　鍼（はり）を打つ。

     

    　　弛ませた　木綿糸の束の中に、

    　　一本だけあるナイロンの糸を探し出し・・・

    　　

    　　「お疲れ。休んでいいよ。」　って言う感じ。

     

     

    もう一度　痛い動きを確認してみる。　動きは　こう代わる。

    　　　　膝が抜けそうな痛み 　　→　　膝が抜けそうな痛み

     

    　　　　　　　　　治療前　　　　　　　　　　　　　　　　　　治療後

    　　

     

    　　首、肩、腰、股関節、足首、足の指先まで・・・　正しく動かなければ

     

     

    　　膝は正しく動けない。　メカニカルなこの動きは神様が　そう作ったのだから

     

     

    　　テーピングで安易に固定することは・・・自然の力に逆らうことになる。

    　　神様に逆らっても・・・・　ロクな事はない。

     

    　　　僕の力で、自然の力に挑んでも勝てるはずもない。だから・・・

     

    　　　どうやって　自然な動きに戻すか？・・・・　そんな事を考えてます。

     

    　　　本来、人は痛くないのがディフォルトなのだから・・・

    　　　治すって事は、自然に戻すって事だと・・・思ってます。

     

     

     

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