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日付:2015.06.22 更新日:2022.04.19
折れかけた翼は風が支えるように、
目次
走るは歩くの延長にあります。
高校の物理でしたか? 動かない壁を1㎏の力で押したとき、
壁も1kgで押し返している・・・その原理で言えば、
ランナーが地面を蹴ったとき、
地面もランナーを蹴りあげています。
地面の力が逃げると、平らな所を走っていても、まるで
ゆるい上り坂を走っているように感じたり・・・。
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治療前の歩行です。 歩行には、一軸歩行と 二軸歩行があります。
← 二軸歩行です。
一本の線の上を歩くのが一軸、
レールのような二本の線の上を
歩くのが二軸歩行。
同様に、走り方にも
一軸と二軸があります。
どちらが悪いはありません。
ピッチで走る選手は二軸になりやすいし、ストライドで走れば一軸になるし、
100m スプリントでは、スピードスケートのように 外に蹴りだす選手が
良い成績を収めているし、どちらが悪いはありません。
ただ、二軸で歩くにしても、 体の軸が(中心線)曲がったり、
左右に移動する必要はありません。
もう一度、 治療前の歩行をみます。
かなり、左右に揺れてますね。
最近は・・・
体幹を鍛えるって言葉がブームですが、
曲がったパーツで走れば体は曲がる。
それを筋力バランスで抑え込むより、
パーツを治す方が理にかなっている。
むしろ、 曲がったゴルフクラブで 真っ直ぐ球が飛んだなら、それは
フォームが曲がっているのだから、クラブが治せるなら、クラブを治した方が
理にかなっていると・・・僕は思うのですが。。
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治療前の歩行の水平軸はこうです。
この揺れを抑えないと走れません。
それは、無意識の減速にもなり、
また、片足で全体重、全慣性、
全部の衝撃を受け止めます。
推進の慣性は、受け止めず、
前に流せるのが理想です。
海外のマラソンでも 何連覇の経歴をもつランナーさんの二軸です。
忍びですか??!
・・・ってくらい 足が上がってません。
頭の上下もありません。
ただ前に進むことだけにエネルギーを使っています。
フォームの事を どうこう言うのは嫌いです。
問題の解決につながらない情報収集は、ただの退屈しのぎです。
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選手、患者さんを責めるのは、闘う相手を間違えています。
折れかけた選手のココロを折ってどうするよ?!
折れかけた翼は風が支えるように、
見えない力になって支えるのが僕たちの仕事だと思っています。
まったく・・・ 曲がってるのは背骨が原因だの、骨盤だの・・・
ブレるのは、体幹の筋肉が足りないだの・・・
何が本当なんですかね?? 人の体って・・・ そんなに単純か??
つづれ織り・・・のように、精密な時計の歯車のように・・・
結びつき、連動し、協調しあって・・・ ひとの体は動いている。
シンスプリントでも、足底筋膜炎でも・・・ 局部だけでなく
全身の疾患ととらえて・・・みていく事が大切なんだと思います。
長くなったのでこの辺で。
●若葉治療院 富士宮本院 :静岡県 富士宮市 西小泉町 21-2 : TEL 0544-26-6628
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