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日付:2018.10.27 更新日:2022.04.19
授業中にできるシンスプリントのリハビリテーション│静岡県 富士宮市 若葉治療院
目次
陸上部なら必衰の補強トレーニングを、ちょっと書いてみますね。陸上部じゃなかったけど、大人になってから走り始めたランナーさんには役に立つ情報だと思います。
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伊豆の国市から御来院頂きました。小学6年生 ランナー。右足首の捻挫とPTTDの痛み。
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後脛骨筋腱機能不全症 (posterior tibial tendon dysfuncion: PTTD)
PTTDは整形外科の専門医にもあまり知られていない症状です。
荷重による足首アライメントの崩れから、足全体の障害を引き起こします。
今回も、シンスプリントの症状+有痛性外形骨の症状+足底筋膜炎の症状+各コンパートの痛みが
全て出ていた状態です。
地元の接骨院や、病院にも通い、治療とリハビリを受けている。
病院では 「アーチが低下しているのが原因」と言われた。
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よく、様々な痛みで 「原因はアーチの低下しているから」・・・そう病院で説明を受けてくる人がいますが、私は、アーチの低下は原因ではなく、結果だと思うのです。
若葉治療院内 足の痛みの特化ラボの新兵器で足の裏をスキャンしてみます。
〈治療前〉 治療前の足の裏。
足の裏が、ため息が出そうになるほど・・・ペッタリ床に着いてました。
捻挫も治しながら、アーチの回復を試みます。
〈治療後〉
アーチの低下が原因と思うなら、足首に電気をかけるんじゃなくて、アーチを治せばいいじゃないですかね。
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一時間の治療の枠で、両足のアーチの回復と捻挫の治療。
ちょっと忙しかったので、写真が曲がってしまいましたが・・・
治療前の右足と、治療後の右足。
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ここを医療関係者や、足底板技師が読んでいたら、こんな短時間でアーチの回復なんてあり得ないと笑うかもしれませんが、笑わん人がいたら聞いてくださいよ。
「治療は常に先手を打って、機を逸がさない」が基本です。目の前に、患者が来てから治そうとするから遅いのです。本気でやってきた何年と、今日の時間をかけて治してます。
〈関連記事〉 偏平足を治す治験を行った。
PTTDの問題は、すべてのアスリートだけでなく、全ての人に関わる問題です。
アーチの低下は治せない、リハビリしかない・・・限界だと思ったところに壁ができてしまいます。
全てが治せるとは思ってませんし、研究を続けても無駄になるかもしれないし、笑われるかもしれません。
それでも私は生涯かけて研究を続けますよ。ですから、痛めてるひと・・・無駄かもしれないと思わずに、リハビリも頑張ってくださいね。やるだけやって、どこが限界かを自分で決めるのもいいし、決めなくてもいい。
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ここから今日の本題です。
リハビリまで説明する時間がなかったので、簡単なものだけ書いてみます。
どこも痛くないアスリートにも、故障の予防、パフォーマンスの向上に役立つエクササイズです。
陸上部で言う “補強(ほきょう)”でもあります。ランナーは必衰科目です(笑)
1)椅子に座った状態で、このように足を前に出します。(左足の例)
●前に出した左足を右の足で押さえます。
横から見るとこんな感じ ↓
●上に置いた足(右足)で抵抗をかけながら、・・・下の足(左足)で押し返します。
この辺の筋肉が使えていればOKです。
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2) 椅子に座った状態で、左足を前にだし、右足で親指を抑えます。
押さえるのは親指だけです。
●上の足(右足)で抵抗をかけて、下の方の足(左足)の親指で押し返します。
ポイントは、膝のお皿の下 中央と・・・・
足首の中央と・・・・
人差し指と中指の間の点、その三点を結んだ線が、一直線になるようにする事です。
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3) 椅子に座った状態で、左足の上に右足を置きます。
※ポイントは、膝の皿の下の中央、足首の中央、人差し指と中指を結んだ線が一直線になるように、左足を置くことです。
上に置いた足(右足)で抵抗をかけながら、下の足(左足)で矢印の方に押し返す
以上、チューブトレーニングを、チューブなしでやる方法でした。
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