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日付:2019.09.07 更新日:2022.04.19
”偏平足を治す(アーチの低下を治す)│静岡県富士宮市若葉治療院”
目次
泣きながらポカリを飲んだことはありますか? 僕はあります。
その味は、全力を出せずに・・・試合に負けた味でした。
遥か昔しの・・・中学生の頃の話です。
http://wakaba-wakaba.com/12520642437-2/
さて。私事ですが・・・ 来ると思ったけど、やっぱり来ました。しかも電話で。
「そんなに簡単にアーチが回復するはずがない。
鍼(はり)灸のような東洋医学にはエビデンスが無い。」
「小生、臨床歴20年の・・・」と語った理学療法士の“小生”さんからの電話でした。
・・・一方的に切られました。
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バファリンの成分の半分は優しさでできているなら、
若葉治療院のエビデンスの半分は不撓不屈の精神でできている。
決して撓(たわ)まない、決して自分に屈しない。
どちらも自分の中のことだけど、これが案外難しい。
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アーチの低下が様々なランニング疾患を引き起こすのは確かです。
今回、歩くだけでも痛い子が、痛む足でボールを蹴りつづけて、
それでもまだ走りたいと、250㎞離れた町から来院です。
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様々な痛みは、アーチの低下が原因と言いながら、
それを治す事を諦めかけている
そんあ同胞の士がいるならば、どうか耳を傾けて聞いてほしい。
諦めるのはいつでもできるから。
小生君の為じゃなく、今の自分が思うエビデンスを書いてみますよ。
批判が来るのが怖いケド。
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まずは自分が思う、アーチが壊れるエビデンスです。
歩行の変化です。
治療前はの歩行は腰椎が前湾し、骨盤が前傾していました。
骨盤の前傾に連動して大腿骨は内旋し、膝が中に入ります(ニー・イン トゥ・アウト)
ランナーの間で、骨盤前傾とか、後傾とかよく話に出ますが、
走り始めから出る骨盤のその傾きは、癖でもなく、筋力不足でもなく、
単なるからだの故障かもしれません。
骨盤が過度に前傾すると、スネの骨も内旋し足部回内を起こし、アーチが低下してトゥ・アウトを起こし、前足部は回内し、アーチは低下します。
これで、アーチが落ちるエビデンスで宜しいでしょうかね?
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更に悪いのは骨盤前傾が強いため、歩行やランニングの時には地面に着いた側の足は後方に流れ、
足首を曲げる角度は深くなります。
※正常なアーチでは、足首を深く曲げるとアーチが下がるのが生理学的に正常です。その時に、社外のアーチパッドが下がる邪魔をして、アーチが下がれないと代償動作としてトゥ・アウトが進むことになり、後脛骨筋は引き伸ばされ、舟状骨は引き出され、シンスプリント、足底筋膜炎、有痛性外頸骨の痛みを誘発します。社外のインソールにケチを着ける気はないのですが、足が後ろに流れる異常な動きがでているランナーには、私見ですが、社外のインソールが武器ではなく凶器に変わる事があるので注意が必要と考えています。
舟状骨に付着する後脛骨筋は必要以上に引き伸ばされ、シンスプリントの痛みや有痛性外頸骨の痛みを誘発させる準備ができます。
※ジョッグ程度で足が後ろに流れるランナーは、体幹の筋力不足ではないと私は考えています。ただし、時速14km/hくらいを超えたら筋力も問題になると思います。
※シンスプリントは後脛骨筋のストレッチ不足だから、伸ばしたり、ほぐすのが大事といわれてますが、
画像で見る限り、筋肉が伸ばされて痛めているように私には見えます。
そして、骨盤前傾の為 後方まで流れた足のカーフ筋(ふくらはぎの筋肉)で体を前に押し出してしまう為、アーチが落ちて偏平足になるだけでなく、内足部を破壊する。
※アーチの低下は足底筋が引き伸ばされるのが原因とか言いながら、足底筋をゴルフボールで転がすエクササイズを勧めるHPを良く見かけます。確かに、筋膜炎の足の裏の筋は硬くなっていることがほとんどですから、足裏の筋を緩める努力は有効だと思います。その半面で、タオルギャザーを筋トレだと思っているHPもよく見かけます。
次に反対の足を壊すエビデンスですが、
機能を失った右足の立脚期では体幹は右に傾き、ベルトラインを狂わせ、
そのカウンター・ムーブメント(崩れたバランスを立て直す動き)によって、左足の動きを狂わせます。
※アーチの低下をアーチパッドで持ち上げる理論がありますが、低下したアーチの下にパッドを入れると、アーチが持ち上がらずに、体幹が外に傾斜し、そのカウンタームーブメントにより反対側の動きをくるわせているインソールをとても頻繁に見かけます。これも故障の原因となるので追加したインソールがどんなに高価だったとしても、走りにくいと思ったら使わない判断も必要と考えます。
そして左のトゥ・アウトを誘発して着地し、
体重が乗って、足部回内を起こし、アーチが落ちる。
足部回内が後脛骨筋のテンションをあげ、内くるぶしの下の痛みやシンスプリント、足の裏の痛みを誘発するバッド・サイクルが発生させる。
壊れるエビデンスはそんな感じでいいでしょうか?
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アーチを回復させるエビデンスなんですが、
偏平足にもいろいろと種類があります。
彼の場合はウインドラスの巻き上げ機能に異常がなく、アーチ機構が壊れているようには思えなかった、
しかしアーチは落ちていました。主に痛いのは右足だけど、左も痛い。
しかし、年齢から見て壊れているキャリアもそう長くないので回復を諦めるにはまだ早いと考える。
もしも、僕が思うアーチが壊れるエビデンスが正しいと仮定するならば、
頸椎、胸椎、肩関節、腰関節、仙腸関節、股関節、膝、足関節、しかも両脚の・・・
いづれかに、それぞれ必ずあるエラーを一つづつ修正すれば、理論上、アーチは回復する、もしくは回復に近づくことになります。
理論上は可能でも、なにしろ修正するべき個所が多すぎますから、短時間にアーチを回復に導くには、短時間でそれぞれを迅速かつ、的確に処置する技術力と、最後まで絶対に諦めない根性と気合いが必要になります。
そんな訳で、シンスプリントや足の裏の痛み、踵や有痛性外頸骨の痛みの原因は、主に背骨にあると、・・・最近 考えています。
硬かった前屈ストレッチですが、二分でこうなりました。
・・・・とか書くと、また笑われちゃうんだろうな(笑) こんなふうに。
お父さん、お母さんが見てる前でやってるんだけどなぁ。。。
アーチの低下が原因とか言いながら
「アーチが治るはずが無い」と思ってる人ほど治そうとしないし、
「人はなかなか変わらない」と思ってる人ほど変われない。
全部治すのが無理なら、一個でも多く治そうとすればいいんじゃないでしょうかね?>小生さん
・・・っていうか、今回も鍼(はり)とか使ってないし。
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誤解されないように書いておきますが、一部の症例です。なんでも治すとか言ってないですよ。
アーチの低下は外科手術が必要なものは、そちらを勧めています。あしからず。
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