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日付：2012.02.19 更新日：2022.04.19

ブログ研究日記

内側アーチが体に及ぼす影響を調べる#004│静岡県富士宮市若葉治療院本院

目次

    （前回の続きです）　　　〈関連記事〉　同一モデルの年式の違いによる内部形状の違い

    http://wakaba-wakaba.com/11168632959-2/
    　前回の記事では

     

    同じシリーズのシューズでも、形が変わるときは、全く別のシューズになると思った方がいいかもしれません。

    そんなことを書きました。

     

    ●母指球部の削れ方の違い

     

    走行距離は、どちらも同じくらいですが、調子が良かったころに履いていた2007年モデルの方が、インソールの母指球部分が摩耗していました。

     

    『母指球に乗る、母指球で蹴る』ことは、ランニングの基本といわれていますが、同じ選手が同じ時期に使っていたシューズで、なぜ？インソールのについた母指球の圧がここまで変わるのか？

     

    それがとても気になりました。

    青いインソールの2008年モデルの内側アーチの一部が母指球部に干渉しています。

     

     

     

    シューズのアーチが母指球に干渉している部分に10円玉を入れて立ち、体の傾斜を調べました。

     

     

     

    ３枚重ねると膝が捻じられる感じがしました。

     

     

    次に2枚、1枚と厚みに変化をつけて調べました。

     

     

     

    ●10円玉が足の裏に入っていないときの体の傾斜です。

     

    ※リフトとは、片足立ちで踵（かかと）を１ｃｍほど床から離して背伸びをしています。

     

    ●10円玉が足の裏に入っているときの体の傾斜です。

     

     

     

    ●母指球のやや下に入れた10円玉一枚分の厚さは、片足リフトをするときに、顕著な差がでました。

     

    以上のことから、

     

     

     

    　

     

     

    １）内側アーチが母指球に干渉する位置にあると、ランニングフォームや体に影響を及ぼすことが推測されました。

     

     

     

    ２）同時に、医学上で、筋肉の硬さや使い過ぎが原因とされてきた体の痛みのなかで、本当は、シューズが原因となっていた痛みがあるのではないか？　

     

     

    また、

     

    ３）繰り返す痛みは練習のし過ぎが原因ではなく、シューズに問題があるケースが確かに存在する

     

    この実験で、確信しました。

     

    怪我・故障で来院する選手のシューズを、徹底的に調べることを始めました。

     

     

     

    （つづく）　　

    #005 インソールにかかる足圧を見る方法を開発

     

     

    〈関連j記事〉#002シューズの削れ方の違い

    　　　　　　　#003同一モデルの年式差による内部形状の違い

     

    ■スポーツをされていない方も、お気軽に越しください。
     

    　 ●若葉治療院 富士宮本院 　　：静岡県 富士宮市 西小泉町　21-2    

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