Blogブログ
日付:2022.03.18 更新日:2022.04.19
ジョーンズ骨折
目次
ジョーンズ骨折
概説:ジョーンズ骨折とは
スポーツをしている最中や終了後に足の甲のあたりに痛みや腫れがあるのに、
病院などで検査しても特に異常は見当たらず、痛みや腫れが長引くことがあります。
そんな時に考えられる疾患がジョーンズ骨折や行軍骨折などの疲労骨折です。
原因
疲労骨折は、一度の強い衝撃が骨に加わって骨折してしまう通常の骨折とは異なります。
日々のトレーニングで骨に疲労が蓄積した結果として骨が脆くなってしまい、
通常では骨が折れないような軽い捻挫や片脚で踏ん張るなどの動作の際に骨が折れてしまいます。
骨が脆くなっていく過程で、痛みを感じる(前兆)選手もいれば、
特に痛みは感じず完全に骨折してしまってから疲労骨折に気付く選手もおります。
疲労骨折を起こす原因は、
- 体の異常・・・足のアライメント異常や、ミクリッツ線の異常があるなど、体の構造の問題
- フォームの崩れ・・・フライの高さや、ディスエンゲージメントで足に荷重が残っているなどのフォームの問題
- 不適切なシューズ・・・サイズや用途があっていないシューズを使用している
- シューズのセット位置・・・シューズのセット位置が悪い
- シューレース・・・シューレースが硬い、締めすぎている
原因は、人によって様々です。
骨折の痛みを治療するよりも、なぜ?その骨折が起きたのか?一人ひとり違う原因を追究し、根本から解決していくことが不可欠です。
症状
スポーツ時の軽い痛みで発症して、徐々に強くなりスポーツ継続が難しくなります。
初期は足の腫れは殆どなく、歩けないことはありません。 診断はレントゲン撮影で写ることもあれば写らないこともありますので放置される事も多いのですが、突然「パキッ!」と音がして、骨が折れることもあります。その場合は足が着けないような痛みと腫れ、熱感を生じます。
治療
この骨折は、難治性骨折で治りにくいと言われております。
その最大の理由は、一度骨が治ってもスポーツ活動を再開するともう一度骨折してしまう事が多いからです。
繰り返しになりますが、疲労骨折は骨への軽いダメージが蓄積する事によって生じますので、骨が一度ついても、疲労が蓄積する要因を取り除かずにスポーツ活動を再開してしまうと、同じ経過の繰り返しとなってしまいます。
特に若い選手にこの骨折は生じやすいですが、若い選手ほど同級生やチームメイトと一緒にプレーできる時間は限られておりますので、疲労骨折が再発するとその治療のためにプレーできない期間は6~12か月と非常に長い期間を要する事もあり、大変な損失となります。
そのため再発を予防する事がこの骨折の治療の最大の目的となります。
カテゴリー
- 実績と改善例
- 資料
- ブログ
- はじめまして。若葉治療院です。
- きっかけは 一足の スパイクでした。
- 若葉治療院の活動
- よくある質問
- 富士宮本院へのご案内
- 歩行の治療
- 患者様からのお声
- 解析と治療について
- 足関節プロネーション
- プロが教える シューズの履き方
- インソールの話
- コンパートメント症候群(シンスプリント)
- シューズ選び
- 足底筋膜炎
- シューズの構造
- オスグッド
- アキレス腱炎
- 捻挫
- 偏平足
- 肘の痛み
- ランニング障害
- 肉離れ
- 野球の話
- 腰痛
- 野球肩
- 膝の痛み
- 手首の痛み
- 肩こり
- 野球肘
- シューズの話
- 外反母趾
- 有痛性外脛骨
- 腸脛靭帯炎
- 足の甲の痛み
- 踵(かかと)の痛み
- 疲労骨折
- 舟状骨の痛み
- ストレッチの話
- テーピング
- 試合前のコンディショニング
- 猫背
- 側弯症
- 突き指
- 腱鞘炎
- 四十肩・五十肩
- 打撲
- セミナー報告
- 顎関節症
- 勉強会
- 自転車の話
- 選手達の話
- インソールアンケート
- わからないこと
- 思ったこと
- 経営理論
- 患者さんの話
- 研究日記
- 日記
新着情報
- 2023.12.27 腰痛
- 腰痛どうしたらいいの?【総集編】┃静岡県 富士宮市 若葉治療院本院
- 2023.12.20 腰痛
- 仰向けで痛い腰痛の理由と対策┃静岡県 富士宮市 若葉治療院本院
- 2023.12.18 腰痛
- 腰痛とむちうち┃静岡県 富士宮市 若葉治療院本院
タグ
アーカイブ
- 2023
- 2022
- 2021
- 2020
- 2019
- 2018
- 2017
- 2016
- 2015
- 2014
- 2013
- 2012
- 2010
AMEBA BLOG
アメブロはこちら