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日付:2022.03.12 更新日:2022.04.19
前脛骨筋のストレッチ
目次
前脛骨筋(足の甲~スネの筋肉)のストレッチ
正座の姿勢をとります。
負荷を増やしたいときは、踵(かかと)に体重をかけていきます。
この態勢がきつい人は、片足ずつ行ってください。
ムリをしないでゆっくり伸ばしていきましょう
さらに強い負荷をかけたい場合
さらに強い負荷をかけたい人はタオルを丸め
て足の甲の下に入れて調節することもできます。
前脛骨筋/ぜんけいこつきん
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)は、いわゆる “弁慶の泣きどころ”、スネの骨の前面にある筋肉です。
足首をペコペコと伸ばしたり、縮めたりする動きの中で、縮めるほうの動きを担当する筋肉です。
しかし、跳んだり、走ったりするスポーツ競技の中での使い方は、主に足首の固定と減速です。
足首の倒れ込み、アーチの低下を防ぐ役割
スポーツ競技の中で、足首の倒れ込みや、アーチの低下はシンスプリントや足底腱膜炎を引き起こすだけでなく、疲労骨折や膝の痛みを引き起こします。前脛骨筋は、足首の倒れ込みや、アーチの低下を防ぐ役割り(抑制と固定)をします。
詳しくはこちら
〈関連記事〉前脛骨筋(ぜんけいこつきん)
前脛骨筋が硬くなると
●トゥーアウト(つま先が外を向く)が起こります。
●トゥーアウトに伴ったアーチの低下を招きます。
●アーチの低下に伴いシンスプリントや足底腱膜炎を招きます。
●走ったり、ジャンプの着地で足関節角度が深くなりアキレス腱炎を誘発します。
●結果として前に突っ込んだフォームで走ることになるので、着地側の踵を痛める原因になります。
●結果として腰椎の前湾を招くので腰痛の原因になります。
シンスプリントの原因
シンスプリントの原因は “後脛骨筋の硬さが原因” そんな記述を嫌になるほど目にしますが、下の画像は重度の内スネの痛みを訴えて来院した高校生のMRIです。
内スネにも炎症反応はありますが、内スネよりも、外スネ(前脛骨筋側)に強く炎症反応が見られます。
スネの内側の太い骨を脛骨(けいこつ)と言います。外側の細い骨を腓骨(ひこつ)と言います。
この二本の骨で、箸でつまむようにして、足首の骨をつまんでいます。この骨を距骨(きょこつ)と言います。
前脛骨筋だけではありませんが、脛骨と腓骨を結ぶ筋肉群の動きが悪くなると距骨の向きが悪くなりつま先が外を向いてしまいます(トゥ・アウト)。
つま先が外を向いた結果として、足部は回内し、アーチの低下を引き起こし、ニーイン・トゥーアウトがおこります。
ひとたびアライメントを崩した構造は、生理学的な動きを失い、次々と、いろいろなところを破壊します。
つま先が外を向くのは “走りの癖(くせ)”とか、筋力不足と言う人もいますが、こんな所に原因があるかもしれません。また、内スネの痛み、アキレス腱やふくらはぎが痛む人は、そこが原因ではないかもしれません。前スネも、しっかり伸ばして下さいね。
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